
大禮拡大
当時の人達の様子を見るのも古い絵葉書の楽しみのひとつです。
細かく、細かく見て、百年近くも昔の空気の臨場感を少しでも感じたッ。と思った瞬間。
少しづつ知っている事が増えて行くと、愉しみの鍵穴がまたひとつ見えて来る。
自分の段階に合わせて、ゆっくり楽しめる事も魅力です。
私の場合はついこの間、古い絵はがきに関心がでたばかりなので
見る度に違った発見があるともいえます。
映像とは、また違う迫力なんです。いくら遠くても現実だから。
さてこのはがきの、「大禮記念國産振興東京博覧會」は
1928年3月24日から5月22日に開催されましたので、
これは1928年の風俗、様子ということになります。

大正門拡大
実際の色に何処まで忠実なのか分かりませんが、派手!
見世物小屋か、文化祭か。。。
当時はそうは思われていないのでしょうが、この胡散臭さが、またいい。

樺太拡大
。。。。。。。。あれ?お気づきですか?
写真1枚目と2枚目、同じ人間の切り貼りだ!
この場合逆に、そんな事実に 当時らしさがよけい感じられてしまいました。
ゴテゴテとした額に飾って、蝋燭を灯して、
江戸川乱歩なんかを読んだら、盛り上がりそうです。
と思ったら、こんなに充実した記事がこちらに!

人類館拡大
このシリーズは、全部で16枚あります。
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